『服装は自由、金髪に染めていてもOK❢ それでも会社を辞めます❢』

先日ニュースを見ていたら、言い出しにくい辞める意思を、本人に代わって伝える「退職代行」サービスも今年は依頼が大幅に増えているというという特集?を放映していて思わず喰い言ってみてしまいました。
この春、新しい様式の入社式が東京や地方でも見られ、スーツが当たり前と思っていましたが、様変わりしたものだとつくづく感じました。(だから昭和のおじさんは‼というささやきが耳元で・・・・。)「
「多様性を尊重した」と会社側は意図を説明していましたが実際、ノーネクタイやワンピース姿が見られたとのことで、どの業界も人手不足で苦しいし、会社に定着してもらおうと働きやすい雰囲気づくりに腐心している様子で時代を読み、多くの会社が変わろうとしている中で、「入社1日で辞めた」「きのう退職届を出した」。SNSに今、もう退職したという新社会人の投稿が目立つとのこと。求人が多いせいだろうかな?「石の上にも三年」。そう唱え、耐え忍んだ我身には信じ難いが、今の世代の価値観らしいし、退職の理由には、事前に聞いた業務や勤務の条件と違ったことなどが挙がっていたとのこと。パワハラまがいの暴言を浴びたとの声もあり、転職が珍しくない時代となった事は十分に承知しているし、自分らしく、生き生きと働ける環境かどうかを、若い世代はみているのだろうと感じ、選ばれる職場にしなければ生き残れないかもしれないというのが企業の姿だと思いました。そんな中で最近、「退職代行サービス」が話題に。ただ、可能であれば退職代行を依頼することなく、職場環境に納得して働きたいものですよね。
退職の理由ベスト5は、
1位:各種ハラスメントを受けている
2位:退職を止められる
3位:サービス残業がある
4位:勤務外での仕事がある
5位:有給が使えない
昔から『五月病』と言われる入学や就職にともない学校や職場で新たな生活がスタートして、新生活は、慣れないことも多く知らず知らずのうちにストレスがたまることから気づかないうちに無理をしてしまうことも少なくありませんし、また、仕事の内容や環境が自分に合っていないために、「適応障害」を起こしていることもあります。こうして1カ月が過ぎ5月になる頃に、身体のだるさ、疲れやすさ、意欲がわかない、物事を悲観的に考えてしまう、よく眠れない、食欲がないなどの心身の症状が現れることがあります。これを「五月病」と呼ばれています。五月病は、正式な医学用語ではありませんが、一般に、この季節に学生や新入社員に起こりやすいため、こう呼ばれていますが、今年の傾向を見ていると上記からも分かるようにサービス利用者が所属していた会社の共通点は、「何かしらの労務関係に不備があること」。労務関係に何らかの問題があり、退職代行サービスを利用せざるを得ない人が依頼するようです。
それを防ぐには情報収集を徹底することが重要だそうです。面接や会社説明会ではきれいな明るいことばかり伝えられるので、良い面だけでなく悪い面も含め、自分で情報を探してみることの重要性を話されていました。確かに入社しないと分からないことも多いですが、入社前にできることもあります。入社してから後悔する可能性を少しでも下げるために、徹底した情報収集をおすすめします。コロナ禍で始まったリモート面接や説明会が主流になってきて『入社式まで会社を訪れたことがない』という事例もあったようで、結果的に『話が違う‼』ということで即退職。コスパを重視する若い世代の風潮もわからないではないですが、やはり自分の足で歩いて徹底した情報収集に努める意義を今一度考えてみていただきたいと思いました。
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この記事を書いた人

キャリアコンサルタント 橋本 広高

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