【天空に輝く中秋の名月】

今年の中秋の名月は9月29日の金曜日。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われていますね。日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」などとも呼ばれることもあるそうです。1969年7月21日は、人類が初めて月面に足跡を残した日で、小学校6年生の当時、テレビにかじりついてその歴史的瞬間を見ていた事を思い出します。幼いころから『お月様には、うさぎさんが住んでいて満月の夜には、餅つきをしている』という話をずっと信じていましたが、テレビで見た瞬間にその話は幻として消えてしまった思いがありました。人類の発展を喜ぶ傍らやはり『お月様には、うさぎさんが住んでいて満月の夜には、餅つきをしている』という思いを今も持ち続けています。満月の夜になるといつも勝手に『初春の名月』『中春の名月』『晩春の名月』『初夏の名月』『中夏の名月』・・・などと呼び名をつけて夜空に浮かぶ名月を見ながら、日本の四季を謳歌している瞬間もまた楽しいひと時だと感じています。次の満月は10月29日の日曜日。
『晩秋の名月』と名付けて『私の秋は終わった❢』と感慨に浸っていると思います。
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出(い)でし月かも
(安倍仲麿(7番) 『古今集』羇旅・406)より抜粋

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キャリアコンサルタント 橋本 広高

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