予期せぬ出来事

クランボルツ博士の提唱した『予期せぬ出来事』の理論が大好きです。68年間生きてきて予期せぬ出来事だらけだったし(予期せぬ出来事に見舞われたことがない人はいないとは思いますが・・・)大体それが人生を左右する大きな出来事ばかりであったのでタチが悪いですね。実は『前立腺癌』を患いまして7/8に入院。7/9に手術の運びとなりました。元来癌の家系ではないので自分自身が癌に罹患するなんてことは全く考えてもおらず、人間ドックのオプションでの前立腺癌の検診だけは一度も受けたことがないのですが、昨年の6月頃からあまり水分もとっていないのにトイレに行く回数が妙に増えて勝手に『加齢に伴うものだ』と判断してずっと放置した状態のまま、冬になったらますます頻度が高まり夜も1時間ごとに手洗いに立つ状態で絶対的な睡眠不足となりそれでも『寒さと加齢のため』と決めつけて放置しておいたのですが、ここまでくると限界で1月に地元の泌尿器科の扉をたたいて血液検査をしてもらったらPSA(前立腺癌の可能性を判断する数値で0~4までが基準値)の数値が112。いわゆる基準値の30倍近い数値が検出され、大病院の紹介状を書いてもらい再度検査へ。やはり数値が112で間違いなく前立腺癌であるからCT・MRI・生検の3種の神器?で検査しましょうということになり実施。結果は悪性の前立腺癌で粘膜を突き破っているためにステージ3!一番多い骨への転移が疑われたのですが、そこは昭和の不条理?の体育会系出身の身体。どうやら脳みそや内臓、骨に至るまで筋肉でできているのでは?と思われるくらいに(自衛隊の鬼の空挺といい勝負か?)どこにも転移の形跡は見られずに治療方法を選択することとなりました。選択肢としては3ありまして①手術。②放射線治療③放置とのことでドクター曰く『まだ60歳代で若い?のだから完治に向けて頑張りましょう』ということになりましたが最初に『半年』と言われたので思わず『余命半年ですか?』と聞き直したら『新薬の制癌剤の薬でがん細胞を最小限までに小さくしてその時点でオペに入るので半年以内が目途』ということでした。というわけで2月下旬にその新薬の投薬と体内への注射による投薬のダブル治療がスタートしましたが、さすがに新薬というだけでジェネリックがまだ出ていないことから飲み薬だけで1か月健康保険の30%負担においても約9万円近い出費であり、体内に注入された3か月間かかってジワジワと溶解してがん細胞を抑える薬がこれまた保険適用で15,000円と、医療費だけで10万円近くかかる状態でありつくづく癌保険にでも加入しておけばよかったと後悔💦5月末から始まりました小牧市の市民講座においても、冒頭のアイスブレークのトークにおいての自己紹介で『実は・・・・』で始まる自己紹介を全員で実施してその時に癌であることを皆さんにお話をさせていただき、第4回目の講座のテーマ(7/19)がファイナンシャルなのでこの時に保険の話の中で少し触れさせてもらうつもりです。しかしながら昔は癌に罹患したというだけで不治の病とされていたようですが、医学の進歩はすごいと思います。この制癌剤を使用して1か月経過してのPSAを図ったら112⇒2.0に急降下。そしてまた一か月後に検査したら112⇒2.0⇒0.14とほとんど0に近い数値にまで落ちました。薬剤師もびっくりという数値の急降下でしたがそれならオペもしなくてもよいのでは?と思うのですが、主治医は『趣味=手術⁈』みたいなドクターで、切りたくてしょうがないようで結局冒頭に記したように7/9に切ることにしました。先日も最後のMRIを撮影したので6/30の受診の際にどれだけ癌細胞が小さくなっているのかを画像で見せてもらえるわけですが、ドクターが最も得意としている手術とのことなのでまな板の鯉状態で全てお任せ定食?にすることにしました。5月からスタートしました小牧市の市民講座でもこのネタ?を話題にして講座の中でいろいろお話をさせていただいていますが、入院前の最後の講座が6/21でしたが終了後受講生の女性たち3名ほどが私の身体を気遣っていただいていろいろ話をしてくださいまして、大変うれしかったです。次回は退院予定の7/17の2日後の7/19に開講予定ですが、学生時代に体育の教師が盲腸の手術をして退院した翌日から職場復帰して体育の授業で右わき腹を手で押さえながら『痛い!痛い』と言いながら授業をしていた記憶がありますが、今回の私もそうなりますかね?昭和の時代の大和魂の講座になるかな。お金をもらっている以上はしっかりとやらなくてはね。しかしながらなんでもネタにしてしまうのは性格的なものなのかな?講座の事務局さんと話をしていてその話題になったときに『クヨクヨしても仕方ないし、ショックがないといえばウソになりますが、別に好んで罹患したわけでもなく合法的に?有給扱いで職場を10日間ほど休めるし看護師さんが美人であることを期待したのですが、こればかりはОGのような?ベテランの看護師さんですが、あえて大部屋を希望してどんな方々とご一緒できるかなどを楽しみにしているという』アクティブに物事を考えることができるのもストレスをため込まない一つだと思っています。なんせ前述しましたように制癌剤の副作用のほうがかなりきついので・・・・・。小牧のテニス仲間には『ちょっと旅に出ます。容疑は白い粉の保持?(MRIでは癌の部分はしっかりと白く映りますので)行先は桜田門で収監が7/8.判決が7/9で出所が7/15日過ぎ。出所したら2階級特進?』などと冗口などをたたきながら話をしたりしており、学生時代落語が大好きだったこともありその流れですかね・・・。

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キャリアコンサルタント 橋本 広高

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