昭和61年(1986年)あの雑誌が創刊された年です

本を読むことが好きな方は、心に響く本の名前や内容をしっかりと覚えていることが多いですよね。本といってもイロイロなジャンルがあるわけでそんな中で私のバイブル(聖書)の一つとして今でも読み返す雑誌がございます。現在も発刊されていますが表題にも記しました昭和61年(1986年)に発刊されました雑誌『Tarzan』。今でも創刊号から第5号までしっかりと保持しており自分自身の道に悩むときに読み返している雑誌です。これが発刊された時の衝撃は39年前の出来事とはいえ、いまだにしっかりと脳裏に焼き付いているのがすごいと思っています。「集まれ快適主義者たち」が基本コンセプトの雑誌でしたがあの時代の流れの中で衝撃を受けた雑誌として半端なものではありませんでした。人それぞれ感性も考え方も異なりますのであくまで私心としてのお話だと思ってくださいね。ちょうど30歳という一つの節目を迎える直前だったこともありますがどちらかといえばマザコン?の傾向が強かった私にとって独立のきっかけを与えてくれたとも感じています。快適主義という言葉から「快適さと便利さは異なる!」ということも後年学んだことでした。創刊号の中のジャンルの一つに「休日」というコラムがありまして特に印象に残ったひとつですね。その後も数年間は毎月購入し続けていましたが、なぜか手元に残っているのは創刊号から5号まで。どの時点で処分してしまったのか定かではありませんがせめて10号までは残しておけばよかったといまだに後悔いています。数年前にかかりつけのパーソナルトレーナーの先生に5冊の雑誌をお貸ししたことがございまして感想としては「ファッションの感覚が時代を物語っている」と言われたことがあります。確かに女性の間ではエアロビクスの教室が大繁盛しており、男性の間でもスポーツジムの開所か相次ぎ、仕事帰りのお父さん方も「いっちょう俺も!」的なノリで通っている写真が第2号に掲載されていましたがやはり東京の原宿や南青山界隈のエアロビックスの教室が脚光を浴びていましたね。当時のステイタスとしては、広尾あたりのマンションに住んで朝シャン(出勤前のシャワー&シャンプー)の後、丸の内界隈の企業に出勤して退社後は青山や原宿表参道のビルに入っているスタジオでエアロやジムで身体を鍛えるというのが憧れでしたからね。ご多分に漏れず当時からミーハー的要素が強かった私も時代に取り残されないようにと、前回記しましたように高辻にございました東レシャンビアのGymに通い始めたものでした。これがいわゆるGymというものとの出会いでしたね。もっともGymより大きな刺激を受けたのは「休日」というコラムの書き出しでした。創刊号のコラムには他に『フィットネスこそ最新のCМ素材』『スタートは朝7時、水泳3.8㎞から』『GO FOR IT(やってみよう)』『ランチだけでもベジタリアン』『計算され、デザインされた遊び場』『泡立てて、流せばいいわけじゃない』『この情報量の凄さ。しかも無料』『夜遊びには、エクササイズ・シューズ』などが並んでいましたが『2日間の自由―週末』。の言葉にすごく惹かれていました。なんせ当時は毎日が週末のようなものでしたからね(笑)だけどこの雑誌を機に何となくやってきて何となく去っていく2日間が、月曜日の朝から金曜日の夜までは、やる気と心地よい疲労にあふれているからこそ、週末の自由があると感じるようになりました。当時勤めていた会社もようやく週休2日制に踏み切った頃ということもあり、余計にそのような感覚に目覚めたのかもしれませんね。当時は完全週休2日制の企業まだまだ少なく私が入社した当時の1980年は、土曜日は正午までの勤務が義務付けられていましたからね。法改正が進み今では週40時間労働が定着していますが当時の社会全体はどうだったのか?公務員が先駆けて完全週休2日制を導入して、うらやましく思った覚えだけがありますけどね・・・・。

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キャリアコンサルタント 橋本 広高

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