「予期せぬ出来事」とは、スタンフォード大学キャリア心理学者のジョン・D・クランボルツ教授が提案した、キャリア論に関する考え方「計画された偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」の中にでてくる一言。
「人は遺伝的特性や経済・文化的状況を自分では選ぶことができないなかで生まれ、数え切れない予期せぬ出来事によって肯定的・否定的な体験をし、それによって学習し信念を作っていく」
「個人のキャリアは偶然に起こる予期せぬ出来事によって決定されている事実があり、その偶発的な出来事を主体性や努力によって最大限に活用し力に変える事ができる」
クランボルツ氏の理論は、主に個人のキャリア形成について述べていますが、計画した通りに物事が進み、計画したような成果が出てくるという事自体が、滅多にないことなのではないでしょうか?
未来への意思決定とは、わかりやすく言えば「将来こうするぞ、こうなるぞ、だからこれをやるぞ」といったものです。
つまり「計画」です。
しかし、予期せぬ出来事が起こりますから、なかなか計画通りには行かない。
それを、主体性や努力によって最大限活用して力に変える。
そして、計画したことが、意図的に生み出す行動をし、結果的には計画した所に、到達させる。
言うのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいものです。だからこそ、漫然と構えていても、偶然に良い結果は得られない。
偶然を計画しないと事は起こらないということです。
計画された偶発性は「イノベーション」と置き換えても良いのかもしれません。
大事なことは、予期せぬ出来事への対処も、計画された偶発性も、独りよがりでは何もならないという事です。
珍しく?むつかしいお話を冒頭から書き並べてみましたが、最近この「予期せぬ出来事」が起こりまして(正確に言いますと描いていた設計図と全く異なった展開が広がり四面楚歌状態になってしまいました)、天候も蒸し暑いジメジメした毎日でますます気分が沈み込んでしまっていましたが『予期せぬ出来事への対処も、計画された偶発性も、独りよがりでは何もならないという事です。』ということに気が付きヘルプを求めました。自分の責任下において自分で何とかしなくては‼とずっと思っていましたがね以前学んだジョン・D・クランボルツ教授の著書に救われた気がしました。
☆彡追伸☛☛以前、水田に飛来しているトキ?の話を書きましたが写真に収めてみました\(^o^)/